在外研究 ・ ヨーク通信


10月1日


 朝、6時半に家を出て、関大前→山田→大阪空港。荷物が3つになって、めちゃくちゃ重いのだが、制限(30kg以内)には引っかからなかった。実際には32キロ+機内持ち込み10キロくらいか。伊丹から成田まで8時発全日空2176便。初めての成田は勝手がよく分からなかった。売店などもよくわかんなかったので、日本からの土産物だの何だの、結局何も買えなかった。11時40分発全日空201便でロンドンへ。

 ビジネスクラスで座席自体はエコノミーより広いが、2階席で天井が低く、圧迫感がある。一部の新幹線のグリーン席もそうだが、高いカネを取る席をわざわざ居住性がいちばん悪い2階に持って来るというのは気が狂ってるとしか言いようがない。おまけに座席の真上にちょうど空調の設備があり、騒音がひどい。飛行機には100回とは言わないが数十回は乗ってると思うが、こんなにうるさい席は初めて。さらに床がペコペコで、人が横を通るたびにひどく振動する。これも初めて。はっきり言って、ひどい環境だと思う。1階席を指定すれば良かった。

 極めつけは食事。食前酒と一緒に出てきたもの(前菜の前菜?)はひどく塩辛い。メインも、ビーフを頼んだら足りないから代えてくれと言われて魚になったのだが、とにかく酸っぱさと辛さで、旨いまずいというより、口に入れることができるか否かというレベル。酸っぱいものは普通の人よりも得意なほうだと思うのだが、酢とレモンと胡椒を混ぜたものをそのまま飲まされているような感じで、人間の食い物とは思えない。本当にこれが料理人の意図通りのものなのか? 調理法を間違えてるんじゃないの? 「料理がまずい」といわれるイギリス行きだから、一種の訓練なのか? 外食で残すなんてめったにないのだが、これは残さざるを得なかった。こんなにひどいものを食わされたのは人生でも数えるほどだろう。

 機内食なんて食えればどうでもいい(なんなら機内食なんてなくてもいい)と思っているが、普通に買えばウン十万円もするビジネスクラス(自分は世界一周の超割引運賃だが・・・)でこんなもの出されると、さすがに腹立つ。やはり全日空とは相性が合わないのか(自分はいつも旧JASとJAL便しか使わない)。前菜だの何だの別の皿で次々に出したり、酒をいろいろ揃えたり、そういう格好を付けたりしなくていいから、普通の人間にも食えるもの出して欲しい。500円以下の関大生協食堂のランチやコンビニ弁当のほうが数倍ましだ。  (と、不満タラタラで、つづく・・・



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